今やる?後で?での判断

速攻で60点を目指すのが王道です。

60点で抑えておいて、後で精度を上げる。このやり方であれば、不測の事態への対応度がまるで違うからです。

ゴールが変わる

よくあるのが、ゴール自体が変わってしまうこと。

当初の目的が徐々にずれていくことは、意外とよくあることです。

そもそも、最初のゴール設定が間違っていたりします。見込違いとか、勘違いとか、単なる思い込みだったり、思いつきだったりします。

最初から「やり過ごす」のも一つのやり方です。

しかし、「絶対にやらなければならない」という状況に至った時、十分なリソース(時間、気力、体力など)を確保できる保証はありません。マーフィーの法則ではなくても、追い込まれる時は一つや二つではなく、多数のものごとに追われてしまう傾向にあります。「そういう時に限って、、、」というやつです。

だから、懸案事項の数は少ない方がいいのです。

一方で、最初の4%の労力で合格点の60点を取るやり方(パレートの法則で8割の8割で64%の達成率。かかる労力は2割の2割で4%)であれば、ゴール設定の問題点が見えることが多々あります。

10時間かかる仕事であれば、最初の24分で見通しを得ることができます。そこでいったん止めて、

  • 本当にこれはやるべきことなのだろうか?
  • 本来の目的は別なところにあるのではないだろうか?
  • むしろ、別のXXをした方がいいのではないか?
  • どんなに頑張っても、成果が出ないのではないか?
  • ちゃぶ台返しされて、またゼロから始めなくてはならなくなるのでは?

などと、自己レビューしてみるのです。

そうして、依頼者であり、お客様であり、そのゴール・セッター、ゴールを共有する人に確認を求め、是正していくのです。

結果的に、ムダがなくなります。

またゼロからやるにしても、4%の労力の無駄ですみます。ダメージが格段に小さいのです。全然、やり直せますね。

状況が変わる

神様ではないのですから、自分でコントロールできないことばかりです。

当初の想定と異なり、状況が変化することはよくあることです。

取引先の経営環境が変わり、突然プロジェクトが延期されたり打ち切られたりすることがあります。自社の経験環境が変わり、予算配分が急に変わることもあります。

想定外の自然災害、事件・事故、不祥事、不可抗力事項など、これまでの当然としていた前提条件が崩れてしまうこともあります。

こうした時でも、スタートダッシュしていれば、状況が変わった時に、変化に応じてどのように適合していいかを判断しやすくなります。取りやめることになったとしても、所詮4%の労力です。

でも、4%の労力を先に行使しておくことで、突然の状況の変化に際しても余裕を持つことができ、適切に対処できる可能性が高まります。調べること、行動することが、より明確だからです。ダメだと判断できる時間も短くて済みます。

やってみなければわからない

もう一つ良くあることが、やってみないとわからないこと、が多いのです。

当初の想定でできることには限界があります。

事前に得られる情報には限界があります。

えーい、やってしまえ!で最初の4%の労力で取り組むと、別の世界が見えてくることはよくあります。

よく、ちょっと味見してみる、という表現で、軽く試してみることをします。

これはまさに4%の労力で取り組むということです。ダメージを受けない程度に偵察してみるのです。そうすることで、その先の展開を見通し、進むのか、止めるのかの判断をするのです。

スピード・ハックというライフハックの手法の中に、「とりあえず5分だけやってみる」というのがあります。ちょっとだけやってみることで、実は仕事の合格点に到達できているのです。

非難されることのない、「やる・やらない」の判断ができるレベルに到達できるのです。

これはもう、やるしかないですよね。

後回しの弊害

「後で」の弊害は、非常に大きいです。

そもそも、1時間後に「後でやろう」としたことを完全に覚えているか、不安です。メモに残せばいいと思うかもしれませんが、

  • メモにまとめるために、情報を整理する
  • メモを書く
  • 後でメモを見返して、内容を思い出す

といった一連の行動をしなくてはなりません。これだけのことをするのに数分かかるでしょう。メモを見て、メールを読み返して、資料を探して、、、とやっていたら、えらく時間がかかります。

そもそも、次から次へと仕事は降りかかってきます。

「これが終わってから、XXをやろう」

などとしていたら、どんどん仕事が積み重なってしまって、何がなんだったのか状況を理解するのに苦労します。心理的な負担も大きいです。

とりあえず最低限のことはして、目の前から片付けていけば、本当に重要なことを識別するのに苦労しませんし、精神衛生上も楽です。

後回しは、スパイラル的に問題を大きくするだけです。

事案が発生したら、

  • 何をすべきかをリストアップする
  • 必要な資料、メール、ファイルを集める
  • 3分から5分程度、ざっとやってみる
  • サクッとまとめて、一旦終了する

これで十分です。一度取り掛かって、時間と余力があるなら、そのまま進めてしまっても構いません。が、いったん寝かせておくのが、いいと思います。

これを自分のスタイルとして身につけることができたら、怖いもの無しでしょう。

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