さよなら親指シフト

指がしゃべる感覚で、タイプするのが楽しかった、そして、「楽(ラク)」だった親指シフトによるタイピングをもうしないことを決めました。

7年ほど前に挑戦し、様々な環境で試行錯誤してきましたが、このタイプ方法を実行することによるメリットよりも、カスタマイズが必要な環境を常に必要とするコストに耐えきれず、もう止めよう、ということにしました。

様々な環境でタイプしたい

このブログを書いているように、タイプして文章を書くことが好きです。

仕事で長い文章をタイプするのも、山岳会でレポートを書くのも、どちらも好きです。

だからこそ、思考を邪魔することなく、ラクにタイプすることができ、しかも効率の良い、「親指シフト」に憧れて、習うより慣れよ、で親指シフトをマスターしました。

マスターした時は、仕事でMacbook AirのJIS配列キーボードを使用し、自宅ではMac Mini + AppleのJIS配列ワイヤレスキーボードを使っていました。

環境がほぼ同じだったので、仕事でも、自宅でも、ほぼ同じ状態でタイプの練習をすることができたので、戸惑いはありませんでした。

最初の挫折

しかし、転職した際に仕事のPC環境は一変しました。

カスタマイズの困難なUSキー配列のPCを使用しなくてはならなくなったのです。

親指シフトに慣れたところでしたので、急にローマ字式タイプで日本語をタイプできません。特に、句読点のタイプミスが頻発し、まともにタイプできません。

仕方なく、ソフトウエアのインストールを必要としない環境で外付けのJISキーボードを利用して、親指シフトで日本語入力していました。

しかし、出張の際にキーボードを持ち歩くのは面倒です。気合を入れようと、HHKBの高級キーボードを購入しましたが、空回りする一方でした。辿々しくタイプしていたローマ字式タイプも、少しずつ感を取り戻し、親指シフト環境がなくとも、仕事の上では不自由しなくなりました。

USキーボードへの統一

仕事での環境を変えることは難しく、USキーボードとJISキーボードの混在が、特に英文のタイプで著しく生産性を低下させるので、全てのキーボード配列をUSキーボード配列に統一することにしました。

iPadのSmartkeyboardもUS配列にしました。

こちらの配列の方が、「”」や「@」をタイプする時に都合がいいのです。

仕事でPCを使う時間の方が圧倒的に長いので、そちらに最適化することにしたのです。その結果、iPadもMacもどちらもUSキー配列にしてしまいました。こちらの方が余計な刻印がなく、かっこいい、というのもあります。

その背景で犠牲となったのが、「親指シフト」環境です。スペースバーが長くなるので、右親指シフトキーの割り当てが難しくなります。大きく右手親指を内側に湾曲した状態で同時打鍵するのが煩わしく、親指シフトの時間が減少しました。

元々ローマ字式タイプでブラインドタッチ入力をしていましたので、勘を取り戻せば親指シフトに肉薄するところまでタイプ速度を早めることができます。

また、親指シフトで快適に入力するには、数あるキーボードから使い勝手の良いキーボードを選び、ソフトウエアもしくはハードウエア的に同時打鍵システムを機能させる仕組みを付与させなければなりません。ちょっとだけ特殊な環境を構築しなくてはなりません。

いつでもどこでも、何を使っても

自分専用にカスタマイズした環境のみで、日本語をタイプできるのであれば、「親指シフト」だけに限定できます。

しかし、iPadを使いたい、仕事でUSキー配列のWin10 PCを使わなくてはならない、仕事用のiPhoneがある、自宅ではMacを使うという具合に、種々雑多な環境を横断して、ほぼ同じ状態で日本語をタイプし、仕事を中心に英文をタイプしなければならない環境では、「親指シフト」は絶望的にコストがかかります。

さよなら、さよなら、さよなら

習得して7年間、なんとか両立させようとしてきましたが、もう辞めることにしました。

結構な金額を投資しました。キーボードに、変換USBの「かえうち」、3Dプリンターで製作された親指キー、変換ケーブル類など、そしてpomera。全部でiPadぐらいは買えそうな金額をはたいてきました。

相当な無駄をしたかもしれません。

でも楽しかった。

親指シフトをめぐる冒険は、楽しかったです。でも、もうやめます。

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