Jack Welch (ジャック・ウェルチ)

私はかつてGEのグループ会社の日本法人に勤めていた。

その時のGEのCEOが、Jack Welchさんだった。

狂気じみた中小企業がたくさん集まって、コングロマリットを形成しているのが、当時のGEの特徴だった。

ストレッチ・ゴール

対外的にも有名なのが、社員に頑張れば手の届きそうな目標を持たせて、喘ぎながら達成する「ストレッチ・ゴール」というものだ。

だが、これは心底疲弊する。極限まで追い詰められてしまうことがあるからだ。これは精神的に病んでしまう。その一方で、外的要因などで容易に達成できることもあり、なんだかなぁーと思ったこともある。

元々サボり癖のある働き方をしている文化には有効かもしれないけれど、勤勉な文化にはそぐわないものだった。

4E

当時は、英語の頭文字と数字を使った、標語的なものが流行っていた。4Eというのは

  • Energize
  • Edge
  • Empowerment
  • Engagement

だったように記憶している。要は、組織を活性化させて、責任と権限の範囲を明確にして、最大限の貢献を求めるというような姿勢だった。

だから、当然ギスギスする。自分の功績に関係ないことには一切関与しないという、セクショナリズムが跋扈しやすかった。

Control your destiny

日経新聞をはじめ、経済界でもてはやされたジャック・ウェルチ氏だったが、グループ内に所属していた当時は、「ここで実績をつけて自分を高く売ろう」という上昇意識の人とそうでない人に大きく2分化された。

3年間同じ職種にとどまることはよろしくない、というような風潮が生まれたりと、嫌な思いもしたことがあるが、後者のタイプの人とは非常に刺激的な関係を作ることができた。さすがに離れて15年以上が経過しているので、密な交流はもうないけれど、たまにFacebookでその頃の人の近況を伺い知ることはできる。

唯一と言ってくらいに、Jack Welchから影響を受けた言葉が、

Control your destiny, or someone else does.

(自分の人生は自分でコントロールしなさい。さもないと赤の他人にコントロールされるよ。)

でした。

私がコントロールできる対象に注目するのは、「自分のことは自分でできる限りコントロールし、できないことは対処する方向で受け入れる」というやり方を実行することで、上記のJack Welchが説く意味を実行するためです。

毀誉褒貶ある

当時は、経営的に一世を風靡し、結果を出したJack Welch氏ですが、その後のGEの苦境を見る限り、長期的な視点で見て正しかったのか?については、意見が分かれるところでしょう。

それでも、元GEに所属した人への影響を考慮すると、莫大な影響を与えたことは事実です。

ご冥福をお祈りいたします。

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