コロナウイルス(COVID-19)の混乱はこれから

ようやく、Appleがコロナウイルス(COVID-19)による業績低下予測を出したことで、株式市場がコロナウイルス(COVID-19)による経済面の影響を織り込み始めました。

個人的には「なにをいまさら」という感が拭えません。

製造業の世界にいて、物流が混乱している世界で苦労の連続なので、なにいまさら気がついているの?と罵倒したい気持ちが湧き起こってしまいます。

とはいえ、様々な報道を見るにつけ、世界が密接に繋がりあっている「ボーダレス・ワールド」が地味な物流に支えられている現実を忘れてしまっていて、ネットなどのデータ通信があればなんとかなるというような、頭でっかちになってしまっているのかも知れません。

物流が機能しない

COVID-19の蔓延を防ぐために、ヒトとモノの流れに制約を設けています。

そのためになにが起きているかというと、

  • 物流が止まってしまう
    • トラックによる中国国内輸送が機能しない
    • 海上運送のコンテナの流れが中国を起点に滞ってしまう
  • マネージャークラスの人間がオフィスや工場に行けない
    • 判断できる人が現場にいない
    • 現状が正しく共有できない
    • コミュニケーション不全に陥りやすい

といった問題が発生しています。

中国をはじめとした中華文化圏が春節による大型連休に入ることから、事前に在庫を積み増すといった対策をどこもとっているので、急な影響は出ていません。

しかし、キャッシュフロー重視の経済なのですから、必要以上の在庫を持つことはしません。どこもギリギリの在庫しか保有しないので、いったんモノのサイクルが崩れてしまったら、全面ストップになってしまいます。

自動車などの生産はその典型と言えます。

一方で人の方の問題も深刻です。
中国の同僚、上司と電話で話す機会があるのですが、お客様のもとへ訪問することもできず、自宅でのテレワークが中心となっているので、どうしてもコミュニケーションに問題を感じるとのことでした。

景気は急速に悪化するかも

ただでさえ、2019年から景気は下り坂でした。

COVID-19は、景気悪化に対するダメ押しの一撃になるかも知れません。

個人的には、言い訳として使える、2020年はもうダメという免罪符に使える一面はありますが、そう安閑としてはいられません。業績悪化になれば、人員整理の話は出てくるでしょうし、ますます経済的地位が低下している日本が無視されていく場面が増えるかもしれません。

オリンピックどころの話ではないかもしれないですね。

感染リスクよりも、止まることへの心配

いい加減、感染者の話などもうどうでもいいのです。

イベントが中止に追い込まれることもどうでもいいのです。

肝心なのは、流れが止まってしまうことによる反動が大きいことから目を背けている事実。世界経済から自ら退場してしまった日本に、世界でなにが起きているのかを見る目はないのでしょう。マスゴミとはよく言ったものです。

製造業の割合は、経済の中でどんどん減少していきますが、日常生活は「モノ」から成り立っています。その「モノ」の流れが機能不全に陥ってしまうので、これから予想外の形で、色々は不都合なことが起きてくると思われます。

報道は、騒ぎになってからでないと取り上げません。

あまりにも呑気すぎるので、こうしてブログに書いたというわけです。

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