何でもかんでも自分一人で背負いこんでしまっていませんか。
自分一人で解決すべき問題だと、抱え込んでいませんか?
そして、そんな人を見かけたことはありませんか?
あなただけのものではない
自分一人で背負うことのできる「もの」には、限界があります。
そして、いつでも同じくらいの「もの」を抱え込むことはできません。気力、体力、環境に応じて、できる限度が異なります。
そもそも、自分の力、努力などで、対処できるものに収まっているのでしょうか?自分ではどうにもならないことに対してまで、抱え込んではいませんか?
自分が抱え込んでいることは、あなただけのものではありません。
家族で共有して抱えるべきものであったり、職場で共有するものだったり、そもそも全くあなたと関係ないものかもしれません。
そういう視点で、確認していますか?
リストに書き出してみよう
持ち物リストを作るように、今現在あなたが抱えているモノゴト、背負っているモノゴトを、リストに書き出してみましょう。
頭の中にモヤモヤとした状態で置いておくから、モヤモヤが増幅して心配が膨らむのです。一度頭の中にあるものを全部外に出してみて、改めて確認するのです。そうして、もう一度頭の中に整理して収めてみるのです。
それは荷物のパッキングに似ています。
パッキングの巧拙で、同じ荷物を背負った時の疲れ方が違ってきます。
コンパクトに収まり、重心位置を適切にできれば、動きやすく、重さを感じにくくなります。
あなたが抱えているものも同じことです。
まず全部取り出して、並べてみる。その行為が、「リストに書き出す」ということなのです。
そして、一つ一つ検証します。
まず最初の質問が、「自分で対処できるか?コントロールできるものか?」を確認します。YESであれば、リストに残します。
もし、Noであれば、別のリストに移動させます。
そして、解決するための条件を考察します。
- 友人・家族の助けが必要なのか
- 社会動向に左右されるのか
- 天候などに左右されるのか
はたまた、どうにもならないものであるならば、なぜそれを抱え込んでいたのか分析してみましょう。
別のリストを作ることで、今の自分には対処できないけど、
- 助けを求めるべきこと
- 条件付きの事案
- なぜか抱え込んでいた問題
を識別して、自分の問題ではないと、明確に認識できるようにします。
まずすべきことは何か?
さて、モヤモヤのうち、「自分でなんとかできること」の対象がリストに残りました。
次にするのは、それぞれの項目について、GTDのように「まずすべきことは何か?」を考えて、行動計画に落とし込みます。
色々としなくてはいけないことがあるけれども、まず第一歩としてやるべき「行動」は何かと、決めるのです。
具体的な行動が明確になるだけで、最初の一歩の踏み出しが簡単になります。
第一歩が出れば、第二歩はもっと楽になります。そうして加速をつけて、リストの項目を完了へともっていくのです。
やることが明確でないから、、、
モヤモヤの状態に陥るのは、やることが明確でないから。
明確でないから、どこまでできるのか、どこまでやっておくべきなのかがわかりません。
それが分からないので、さらにモヤモヤしてしまうのです。
書き出すだけで、ずいぶんとスッキリします。
ただそれだけのことですが、本当に参っているときは、なかなかこのテクニックを忘れてしまっているものです。
難しいツールはいりません。
紙とペンでもいいし、スマホでも、パソコンでもいい。
自分の使い慣れたものを使って、頭の中を全てぶちまけるように、リストを作ってみましょう。