家族旅行2020 鹿児島

子供が成長して、少しずつ自立していく姿を見るのが嬉しい。

でも、その反面、ますます一緒に過ごす時間が少なくなる寂しさも感じる。

週末家族で鹿児島を旅行して、帰路に着いた。通路を挟んだ向かいの席は、まだ1ヶ月未満の新生児を優しく抱っこしていた若夫婦が座っていた。

すごく微笑ましく、そして窓側のシートに座っている娘を見遣りつつ彼女がまだ片手の上に乗っていた頃を懐かしく思い出した。

あの濃密な日々は、ずっと忘れないだろう。手の上の感触、匂い、命のありがたさと重み。ビデオとか、写真とか、そういった物では決して残らない、身体感覚による思い出。

鹿児島

娘が生まれる数ヶ月前、身重の妻と鹿児島を旅行した。

今回の家族旅行は、その時をなぞるように旅してきた。目的地は、指宿と霧島。砂蒸し温泉と泥パックで有名な温泉の二つ。鹿児島グルメも堪能したい。

通学する中学校は、土曜日も授業のある私立中・高一貫校なので、家族で出かける機会を作りにくい。しかし、2月初旬は中学受験により休校になる。そのチャンスを利用して、このところ家族旅行の計画を立てている。

鹿児島へは、羽田から飛ぶ。国内の移動でありながら、フライト時間が1時間10分。前後も合わせると2時間ほど時間を要する。今回は、ANAのカード会員だった頃のマイルの残りを最大に活用して、フリープランの周遊チケットを利用した。

特別感

行きは、始発6:55発のフライトで。

ギリギリに自宅を出るとバタバタして忙しないので、より特別感を演出することを考えて、始発(4時台)の京浜東北線に乗り、始発のモノレールに乗って、羽田空港第2ターミナルへ向かった。

朝5時台でも、充実した朝食をいただけるところがある。第2ターミナルのカウンターに向かって左側の端にある、空港ホテル「羽田エクセルホテル東急」の朝食ブッフェだ。購読しているRSSで記事を読んで、いつか国内旅行をするときに利用しようと、メモを残しておいたのだった。いわゆる普通のホテルの朝食スタイルだが、広々としており、料理も充実している。

利用当時の代金は、税込みで2546円。ホテルの朝食としては、そこそこの価格だ。それでも、朝5時から利用できて、保安検査場まですぐに行ける気楽さがいい。

家族3人揃ってテンションを上げて、朝食を楽しむ。ご飯も美味しいし、パンも美味しい。一つ一つのクオリティーがいい。当たり前のことだけれど、ホテルの朝食においても、その当たり前がきちんとできているところはそれほど多くない。

指宿 砂蒸し温泉

鹿児島空港からレンタカーで、高速道路、指宿スカイラインを経由して、堂々と聳え立つ「開聞岳」の麓へ車を走らせる。土曜日の午前中だったが、道路は空いていて、久しぶりのドライブを楽しんだ。

目指すは「山川砂蒸し温泉

長崎鼻の海岸にある、風情のある温泉。

波打ち際にあるので、高波の影響を受けると休業することがあるらしい。

頭を包むタオル必携の温泉で、持っていない場合はレンタルする必要があります。受付を済ませ、脱衣場で浴衣に着替えると、ビーチサンダルを履いて砂蒸し温泉へ。

波の打ち寄せる音が聞こえ、背中からじんわりと暖かさが伝わり、砂の重みでグッと押しつけられます。それがなんとも心地いいのです。

体の芯から汗が出るような、漬物になったような気がします。

時折、打ち寄せる波しぶきがパラパラと顔にかかるのを感じます。

青い海、青い空、そして砂の中に寝そべる自分。

10分から15分が目安となりますが、様々なことを忘れて頭を空っぽにして、ひたすらに癒された時間となりました。

砂から出たら、浴衣を脱ぎ、お湯で砂を洗い落として、湯船に浸かります。排水の問題があるからだと思いますが、石鹸等で体を洗うことはできません。しっかり体と頭を洗いたいときは、併設する別の露天風呂に行くといいでしょう。

温泉の後は、蒸したサツマイモと卵で胃袋を満たしました。

それぞれ1つ五十円ととてもリーズナブルです。

霧島 さくらさくら温泉

二日目は、霧島神宮とセットで霧島の温泉へ。

泥パックで有名な、霧島天然泥湯の宿、「さくらさくら温泉」に日帰り入浴しました。

家族風呂はないですが、温泉でしっかり体を温めてから、泥パックを楽しみました。男湯の露天風呂は熱めのお湯でしたが、女湯はぬるめだったそう。

お昼少し前に入湯しましたが、とても空いていて、プライベート温泉の感覚で楽しめました。

旅全体を通して

夜は天文館のほうに出かけて、食事や、鹿児島ラーメンを堪能しました。

鹿児島ラーメンは、とんこつベースですがしつこさや特有の匂いがなく、甘味を感じる優しいスープが特徴です。温泉で活性化された胃袋を満たすには最適でした。

黒豚のしゃぶしゃぶや、キビナゴの刺身や天ぷらもまた格別。

合わせるのは、当然芋焼酎。

次に家族3人で席を囲むような機会を作れたら、そのときは焼酎で乾杯するのでしょうね。

まる2日間を家族で過ごすのはいいものです。思春期の娘と父親の距離感覚というのは難しいですが、こうして何か機会を作り、いい塩梅の距離を保てるよう、何かしらと工夫したいものです。

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