穂高・屏風岩に挑戦

先の三連休は、山岳会の山行で穂高の「屏風岩」のクライミングに挑戦してきました。

屏風岩は、涸沢に向かう途中の左手に見える大きな岩の塊です。

写真は、数年前のGWに涸沢へと向かう登山道から撮影したものです。

準備不足で敗退

三日間ともにとても素晴らしい天気に恵まれましたが、登攀としては大失敗でした。明らかな準備不足でした。

  1. 資料から得た情報を自分のものにできていなかった
  2. 攻略方法を十分に落とし込めていなかった
  3. その場の状況に押し流され、冷静に、柔軟に対処できなかった

当日は、最低でも4つのグループが屏風岩の雲稜ルートに取り組んでおり、自分のパーティーは最後尾でした。最後尾の場合、先行パーティーが登るまで待つことになりますが、待っている間にできることがありますが、それも怠りました。

  • 自分ならどう登るか
  • 何に注意しなくてはならないのか
  • 資料から得ている情報と目の前に展開されている状況とで相違はないか

など、確認し、想定すべきことは多々あります。が、自分はぼーっとみているのと何ら変わらない状態でした。緊張不足ですし、舐めていた、ということです。

上記のことができなかったのは、資料の読み込み不足もあるでしょう。また、経験不足からくる資料から現実を想像する能力が不足していたこともあるでしょう。早い話が、準備不足です。

また、何事も課題を攻略するには、その攻略方法を綿密に考え、チェックし、シミュレーションして、イメージを作り込んでいく必要がありますが、その場のインスピレーションに任せっきりだったため、一度慌てて平常心を失ってしまったら、再び立て直すのが難しい状況でした。

今思い返すと、冷静に、柔軟に対応できていれば、何とか突破できただろうと、反省し、悔しい思いでいます。

ネットには敗退の記録はあまりない

自宅に帰って、ネット上の挑戦の記録を検索してみましたが、基本ヒットするのは、成功例ばかり。敗退事例はほとんどありません。

成功事例を読めば読むほど、自分にもできるのではないかと過信を持ってしまいがちです。でも、実力が伴わなければ、十分な準備ができていなければ、とたんに足元をすくわれてしまいます。

敗退の記録、失敗の事例は、

  • やってはいけないこと
  • 注意しなくてはならないこと
  • 成功と失敗を分けたものの存在

に目が行くので、課題に対してより慎重な姿勢に立つことを可能とします。しかし、失敗を公開するのは恥ずかしいので、こういった情報はなかなかネットに公開されないのです。

敗退の記録はどこへ?

今回敗退した自分は、その記録をどこに書くのだろう?

このブログで詳細を書くつもりはありません。失敗の原因をこのブログに書くことは意味がありますが、詳細な記録を残す場としては不適切に思います。

今回の登攀は三人パーティで挑戦した結果ではあるので、個人的なブログに書くのも不適切に感じます。

結局は、所属する山岳会の中で報告書を作成し、うまくいかなかった原因を多面的に捉えて、次の一歩へと踏み出すしかないのだろうと思います。

このように、失敗の共有というのは難しいものです。

私個人でできることは、失敗の事例から、できるだけ一般化できる情報を抽出して、教訓めいたものを引き出して、このブログで公開するぐらいです。

でも、そういった一般化する行為を自分がすることで、うまくいかなかった根本原因に踏み込めるような気がします。

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