体重差のあるクライミング

そもそもダイエットを強く意識した理由は、クライミングでの自重が厳しいと感じたからですが、同時に切実な問題がありました。

それは、ビレイヤーが限定されることです。

ビレイヤーとは、クライミングするときにビレイ(クライマーが安全に登りに集中できるようにロープ操作をすること)をしてくれる相棒のことで、クラマーとビレイヤー体重差があると非常に難しいのです。

体重差により体が持っていかれる

クライマーが落下した時に、ビレイヤーは落下を最小限に留めるように支えます。

二人はロープでつながっていて、固定点でロープの張力を効かせて、落下を食い止めますが、クライマーの体重がビレイヤーの体重より重すぎると、落下の衝撃を受け止めることができず、ロープに引っ張られてしまいます。

岸壁の下でビレイしているときは、まるでロケットのように地面からビレイヤーが飛び上がってしまったり、岩壁に引き寄せられて、たたきつけられてしまう危険性があります。

そうならないように、ビレイヤーもセルフビレイ(自己確保)をとります。それでも支点側とクライマー側の両方から引っ張られてしまうので、楽ではないのです。

普通に、スイスイと登ることができても、登ったら降りなければならない時が大半です。降りるときには、全体重をロープに預けて、ビレイヤーに支えてもらいながら降ります。体重が重いとビレイヤーは大きく引っ張られてしまうので、降ろすだけでも大変なのです。

だからデブは敬遠される

クライミングという重力に逆らってするスポーツですから、デブには厳しいスポーツです。さらに、重たいから、という理由でビレイヤーを選びます。

デブは登るな!とは言われません。が、なかなかビレイをしてもらえないのです。

新兵器登場「EDELRID OHM」

新しい道具に詳しい、山岳会のNさんが新兵器を教えてくれました。

クライミング道具メーカーとしては、泣く子も黙る「EDELRID」、私も色々な道具を持っていますし、初めて購入したロープはEDELRIDのロープでした。

このカラビナ様の道具は、クライミングの時の1ピン目に通常のクイックドロー(ヌンチャク)の様にかけて使用します。体重差のあるクライマーとビレイヤーの組み合わせの際に、クライマーの落下、降下時の抵抗を大きくして、ビレイヤーの負担が軽減される様な仕組みになっています。

試しに、先日の城山でのクライミングに使用したところ、とても楽にビレイすることができました。で、その場で購入を決めました。が、アマゾンで購入すると高いです。

海外サイトから輸入すれば、1万円を切る価格で購入できるそうです。

仕様

  • 使用可能ロープ径:8.9から11mm
  • 重量:470g (ただしクイックドロー部分は除く、本体のみ)
  • 体重差:10から40kgまで

使用上の注意

かなりずっしりと重たいです。

ロープの走る方向を曲げて、フリクション(抵抗)を効かせる構造になっているので、正しい使用法を守らないと、非常に危険です。取扱説明書に書いてある挿絵を見れば、だいたいわかる様に書かれていますが、多少英語の注意書きは読んだ方が良いと思います。

執筆時点で公開されているYouTubeはドイツ語ですが、映像を見るだけでもだいたいどの様なものなのかわかります。
特に、体重差のある場合の効果時の効果は、以下の動画の箇所がわかりやすいです。

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