リファレンス面接

外資系だったり、転職経験がそれなりにあると、「リファレンスの面接」をお願いしたり、お願いされたり経験があるかもしれません。

リファレンスの面接とは、採用側と応募側の直接の面接だけでは判断できない部分を、応募者のことをよく知る人に面接して、悪くいうと「裏を取る」ために行う面接のことです。具体的には、応募者は2人ぐらいのリファレンス面接者を採用側に提案し、採用側はリファレンス面接者に電話をかけて、応募者の人となりや仕事ぶりをできるだけ多角的に見るための質問をします。

自分がお願いするとき

在職中に転職活動を行なっていると、現在の仕事関係者にリファレンスの面接を依頼するのは難しいものです。

人によっては、極秘裏に転職活動を進めている場合もあるし、転職をほのめかしていたとしても、上司の立場から見れば部下の転職は好ましいと思わないでしょうし、せっかく内定まであと少しの段階に進んでいたのにも関わらずリファレンス面接を頼んだ上司の非協力的な態度で、足元をすくわれてしまうかもしれません。

完全に退職していれば、そのような煩わしさは減少するかもしれませんが、それでも、勤めていた職場関係者から協力をもらうことは、なかなか難しいでしょう。

私がリファレンス面接者の提示の要請を転職先から受けた時は、職場関係者は除外して、お客様にお願いしました。自分の努力を認めてくれ、次の新しいチャンスを後押ししてくれそうな、理解のあるお客様がいらしたので、非常に助かりました。

消して逃げの転職ではなく、新天地、挑戦の場を求めての転職でしたので、心からの支援をいただくことができました。感謝の二文字しかありません。

つくづく、日頃の行いが全てに関わってくるのだな、ということを強く感じます。やるべきことをやり、最大限の努力と協力、そして惜しみない敬意を払っているからこそ、リファレンス面接を引き受けていただけたのです。そういった積み重ねが、結局のところ活きてくるのだなと思います。

人から依頼された時

私も、リファレンス面接を受けていただくのに苦労しましたので、逆の立場として依頼を受けたら、基本的に引き受けることにしています。

明日は我が身かもしれないですし、頼りにされたわけですから、無下にするのもどうかと思います。いくら不都合なことがあったとして、過去は過去のことであり、未来に向かっているのだから、そっと背中を押すことぐらいはすべきではないか、と思うからです。

とはいえ、いい材料がないと困ります。採用側は、応募者の言っていることが客観的に正しいことなのか、何か隠れた問題はないか、と確認を求めているので、具体的な事例を含めて、腑に落ちるような話をしないと、リファレンス面接の意味がないからです。

リファレンス面接

昨日、元上司の転職に際して、リファレンス面接を受けました。

その人の強み、弱み、転職に際して生じたトラブルの有無など、履歴書を見れば当然質問するだろうな、というポイントを的確に質問されました。

もちろん、悪口や批判めいたものは言いませんし、事実を否定するような嘘はつきません。それでも、全てを総合して、良い点、強みを事例をもって説明し、弱みについてはその裏返しという意味で、これも事例をもって説明しました。

どこまで納得していただけたかわかりませんが、自分なりに具体的に説明したつもりです。

誠意をもって説明できることの大切さ

営業をしてきて、つくづく思うのは、誠意をもって説明できることの大切さです。嘘はいけませんし、ゴマカシはダメです。そのようなズルをしたところで、すぐにばれます。バレるような嘘をついてはダメです。

真実、事実に基づいて、真摯に向き合い、相手の立場に寄り添って、真面目に説明できなければ、私の説明など聞いてはくれないでしょう。

みな、そんなに暇ではないのですから。

厳しい局面に立たされて、幾度となくプレッシャーに苛まれましたが、今となっては良い経験を積むことができたと、感謝しています。嫌なことも多かったですが、逃げずに解決策を考え続け、説明を尽くしてきたからこそ、今日があるのだと思います。

理不尽なことは世の中に多いのですが、自分でコントロールできないことを嘆いても意味がありません。自分でコントロールできることだけに焦点を絞って、その中で最善を尽くし、誠意を尽くすしか、自分にできることはありません。そういった一つ一つが、転職の際にも影を落としてくるのだなということを、歳を重ねれば重ねるだけ、実感として感じます。

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