自己評価と他者の評価

外資系の企業で、カレンダー通りの決算(締め日が年末)であれば、12月末から1月にかけてが査定のシーズンになります。

自己評価>他者評価

かつては、師走の抜けるような青空の日にクビ宣告されたことがあります。

そのときは、どうにもならない状況でできるだけ頑張ったんだから、、、という甘さがあって、「自己評価>他者評価」になってしまい、危機を冷静に判断することができませんでした。

自己評価の方が高いわけですから、それを下回る評価を出されたときに面食らってしまうのです。反発的な感情が生まれてしまうと、冷静に対処できなくなってしまうのです。

そうなってしまうと相手の思うツボで、退路を塞がれてしまい、追い詰められます。茫然自失、そんな体験をまるで昨日のことのように思い出してしまうのが今の時期です。

自己評価<他者評価

そのような経験があったからではなく、性格的に自分に厳しい態度を取りやすいため、基本的には他者からの評価の方が高くなりがちです。

この場合は、「評価されている」安心感はありますが、自分を正しくアピールしていないので、損をする場合もあります。上司に恵まれれば、加点評価をつけてくれたり、自己評価を高くするようにアドバイスをもらえますが、逆の上司であればいいカモになるだけです。(リストラ要員をリストアップしなければならない、という厳しい環境もときにはある)

誰も見ていないと思っても、もう一人の私が、今の私のしていることを見ています。
一方で上司は全てを把握して、正しく評価してくれるわけではありません。
バイアスはつきものですし、人の好き嫌いが左右するところでもあります。

神様以外、正しい評価など存在しません。人の評価は当てにならないかもしれませんし、自己評価だって正しいという保証はないのです。

だとしたら、自己評価と他者の評価を比較するとき、どこに目をつければいいのでしょうか?

ギャップとその理由に注目する

結局のところ、自分の思い込みと他人からのフィードバックとの間に「ギャップ」があるか?という点が重要なのでしょう。

どっちがいいかという試験の点数を比べるようなことではなく、自己評価と他人の評価で異なる点に注目するのです。一つの行動に対して、自己評価と他人の評価が異なっているとしたら、

  • なぜそのような違いが生じたのか
  • 自分の考え方に問題はないか
  • 評価が異なる原因を解決する努力ができるのか

を冷静に、謙虚に、見つめ直す必要があります。

ここを放置してしまったら、いつか命取りになります。

評価の加点を得る機会をみすみす失ってしまうかもしれません。

本来すべきことがわからず、自分本位の誤った行動をとってしまうかもしれません。

建設的なフィードバックを得られる機会は少ない

大人になると、そして45歳を過ぎると、建設的なフィードバックをもらえる機会はほとんどありません。唯一の例外が、仕事での査定です。レビューです。

その機会を最大限に生かして自分を良くすることができるか、「相変わらずだね」と成長が止まってしまうかは、自分次第です。

年齢を重ね、経験を積めば積むほど、謙虚に耳の痛い話を聞くことが難しくなります。そして、いつしか成長できなくなってしまいます。自己革新ができなくなってしまいます。

わたしは、そうなりたくない。

いつか死ぬ日まで、ちょっとずつでいいから自分を成長させていきたい、進歩させていきたい。そう願っています。だからこそ、貴重な機会を活かすことができるように、謙虚さと素直さをもって、他人の評価に耳を傾けたいと思います。

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