AI技術と世の中で必要な能力とは

昨日のランチのこと、職場の先輩とAIと読解力について話題になった。

先輩はテレビで見た番組、私は「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の書評などで得た情報がベースだった。

スポンサーリンク

AIが仕事を奪う?

ベースにあるのは、近年騒がれているAIの進歩だ。正しく言うならば、AI技術の進歩だ。これにより、AIが人の代わりに仕事ができるようになり、仕事に就けない人が溢れてしまうという、近未来予測だ。

先輩も、私も、ベースが理系なので、数学的なものの限界については、理解しやすい。だから、「数理モデルが人間の知的活動全てを模倣できない」という事実は、すんなりと受け入れることができるし、お互い「営業」でもあるわけなので、「世の中には数値化できないことにあふれている」ことも共通理解として持っている。

現実世界でビジネスにおいて求められているのは、

  • 一見複雑に見える事柄をシンプルにモデル化して、
  • 数理モデルで計測や予測ができるようにし、
  • 誰がやっても同じ結果が得られるような自動化を進めること

なのだと理解している。

その上で、人がやるのは

  • 文脈、背景を理解し、
  • 本質的な目標に到達できるように、
  • 支援し、方向づけをすること

なのだろう。AI技術は、技術に過ぎない。だから、ことの良し悪しや、ましてや善悪を判断することなどできない。儲かるか、時間がかかるか、などといった「計測できる数字」でしか、物事を捉えることができない。その領域は、人にしかできない領域である。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

昨夜届いたこの本を読み進めています。

とても面白く、読んでいて興奮します。

昨日の先輩とのランチでも得られた結論ですが、結局のところ「営業」がする仕事はずっと残り続けるだろう、ということです。なぜなら、教科書を読むよりも難しい、お客様のことを読み取らないといけないからです。

  • 問題点は認識していても、解決策がわからない
  • 願望が先行しているけど、原因は別のところにあったり、
  • 漠然としすぎていて、本質がつかめなかったり

そのような事例と向き合いながら、真摯に話を聞き、質問し、呼び水を向けることで、本質的なものを探り出していくのが、営業の仕事だと思っています。

そこには、明確な、数値化できるものなどないし、人としての善悪の判断が求められるところもあります。「人間力」というと非常に陳腐だけれども、営業をしていると、「自分の人間性」が試されているな、とよく感じます。

理解する力

必要なものは何か?と聞かれたら、私は理解する力ではないかと、答えるでしょう。「わかったつもり」ではなく、血となり肉となった身についた理解。背景や本質を洞察し、自分では異質のものを受け入れ、理解しようとする力。

数値化できて、モデルがあって、計算できる対象は、AI技術に任せればいい。

でも、それ以外のものは、理解する力を使って、AI技術では対応できないものを相手にしていく。それができるようにならないと、次の時代には生き残れないのではないかなと、現時点では、そう思っています。

よく読まれている記事

スポンサーリンク

編集後記

自分の中にある「バカの壁」なるものとの戦いも、同様に重要で、自己本位にならないように注意しつつも、本質を掴まえるための継続的な努力も必要。終わりがないですね。大変な世の中になってしまいました。

本ブログ記事の感想、ご意見などございましたら、お気軽にコメント欄にご記入ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です