「全てのタスクが重要ではない問題」への対処

「全てのタスクが重要ではない」
それは、事実ではありますが、誰もがその問題に対して明確な指針を持つことなどできません。

なぜならば、

「仕事は作ろうと思えばいくらでも作れる」

という真実があるからです。

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仕事は無限に作り出せる

なんらかの目的があり、それを達成するべき責任があり、実行するだけの権限を与えられている時、その目的を達成するための「仕事」は、いくらでも無限に作り出すことができます。

普通は、「ここまでやればいいだろう」というある意味で”常識的”なラインがあって、その常識的な一連の行動と行動の結果への対処をとることによって、当初の目的を達成することになります。

しかし、その目的の重要度であったり、その目的の対象となる相手次第では、神経質でより細やかな対応が求められることがあったりする一方で、関係性が構築されていればざっくりとした対応で十分だったりします。営業ではよくあることです。

「ここまでやればいい」というラインは、あくまで常識という曖昧なものの上に立っているので、どこまでが重要でそうでないかを判断するのは困難です。

もう一つ、限界がなくなってしまう理由に、「やっておくといいこと」という、さらに高い効果や成果を上げる、”プラスα”の領域がどこまでいっても存在する事実です。

例をあげれば、試験勉強。
範囲は明確で、教師によっては出題する部分を明確に教えてくれる人も。
やることは明白です。
その部分さえキッチリ理解できていれば、合格点は取れます。
しかし、クラスで一番になろうとか、優秀な成績を収めようとすると、それ以上の勉強が必要です。

このように、仕事を無限に作り出せるのは、

  • 最低限の下限をそもそも決められない
  • ここまでやれば十分という上限も存在しない

という、上限も下限も存在しないことに原因があります。

「全てのタスクが重要ではない」問題

「全てのタスクが重要ではない」というのは、単なる事実であって、解決策ではありません。ただ、その事実をどのように受け取るかという、我々の側の個人差の問題です。

例えば、

  • 大病を患ったり
  • 家庭の事情などで長い休暇を取らざるを得なかったり

などの理由で、長い期間仕事から離れた経験があれば、よく聞く話ですが

自分がいなくても、仕事は回っていく。

世界はこれまで通りに動いている。

という現実に遭遇します。

これまで自分が信じていた「重要度」が、いかに独りよがりのものだったのかという、客観的な現実に打ちのめされてしまいます。

でもそんなことは、非日常的な状態にならない限り、わからないのです。

「重要度」で考えるからおかしくなる

そもそも重要度なんて、誰が決めているのでしょうか?

それは客観的な指標なのでしょうか?

今日の重要度は、明日の重要度と同じなのでしょうか?

「重要度」というのは、いろいろな条件と状況の中で変わるでしょう。

単なる思い込みのことだって多いです。

そんな、不確定なものを物差しにおいて、今やるべきか、そうでないかを判断するのは困難です。

もっと、判断しやすい指標を導入できないものでしょうか?

想定される「悪影響」で考える

私が導入している考え方は、「最悪の事態を常に想定する」ということ。

  • XXをやらなかったら、どんな酷い状況になるか?

をシミュレートして、最悪の事態を想定するのです。

そして、最悪の事態の影響の大きいものから、対処します。

  • 返事が1日遅くなっても、影響が軽微のものは翌日に回します。
  • 1時間返事が遅くなるだけで多大な影響が出るものは、即座に実行します。
  • 情報が不十分な時は、誤った判断による影響を考慮し、不足している情報を入手できるようアクションをとります。
  • すぐできることで、後回しも可能ですが、忘れてしまいがちのことは、その場で実行します。(忘れることによる悪影響の方が大きいから)
  • 締め切りはとうに過ぎているが、催促されていないものは、一切やらない。

という具合です。

大事なことは、自分の都合や立場で考えないこと。
相手の立場に立って、どんな悪影響があるのかを見積もるのです。
ですから、悪影響を考慮して、「今はやらない」という選択肢もあります。
「今はできない」というのもあります。

タイミングとは、悪影響の最小化である

相手が存在して、「何か」をするに際しては「タイミング」が重要です。

そのタイミングですが、得てして自分の都合を優先してしまいがちです。もちろん、そうせざるを得ない場合もありますが、

  • こっちの事情も考えてよ
  • その話、今のタイミングで聞きたくなかった
  • 空気読めよ!

などと怒られることもあるでしょう。

それは、相手にとっての悪影響を考慮しなかったからです。

悪影響を最小化するには、適切なタイミングが必須です。自分本位でやってはいけないのです。

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編集後記

ここに書いたことだけでは、実は不十分です。

これは、あくまで「負けないため」の方法論。
大きな失敗は無くなりますが、大成功は見込めません。

「勝つため」の方法論は別にあります。でも、そちらの方が難易度は高いので、まずはこちらからかと。

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