親指シフト入力の魅力

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先週から、風邪気味で体調を崩していました。

体調を崩すと、普通にやっていることなのに、何かしらかの不快感を覚えることがあります。

例えば、メールのやり取りをするだけでも、結構消耗してしまいます。もうそれだけで精一杯という感じ。普段は呼吸するぐらいに自然にできるのに。

先週から風邪をひいて、体調は最悪。

喉が痛く、倦怠感がハンパない。

もう、メールですら一苦労。そんな夜、何を思ったのか、日記を親指シフトでタイプしてみたのです。

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あれ、どんどん書いてる

倦怠感バリバリなので、最初は全く調子が出ません。

でも、不思議とやめようとは思わず、そしてそのうち、タイプが止まらなくなりました。

どんどん文章をストレスなく書いてしまうのです。

「あれ?なに、この感じ?」というやつです。

不思議なものです。

仕事では全く文章を打つ気が起きなかったのに、日記ではスラスラとよどみなく文章を書いているのです。

文章を書くのが全然「楽」

風邪で調子が悪いのに、どうしてスラスラとタイプできたのか?

理由は、「親指シフト」にありました。

気持ちよくタイプできたから、

  • 疲れなかったし
  • 感覚的にやってた

のです。

頭に思い浮かんだ文章が、そっくりパソコンの画面上に投影されていたような感じです。

いたって、スムーズに。流れるように。

身体はダルイのに、「楽しかった」。

だから、タイプが止まらなかった。

どうして「親指シフト」は楽なのか?

よく目にする「親指シフト」の紹介では、

  1. キーを打つ回数が少なくて済む
  2. だから、文章を打つ速度が速い
  3. よって、効率的に仕事ができる

とあります。

でもね、人のすることだから、なんでも効率や速さだけで、その価値が決まるわけではないですよね。

それだけではなくて、むしろ親指シフトによるタイピングは「楽」なのです。

「負担が少ない」タイピング方法なのです。

なぜか?

親指シフトは、打鍵のリズムと日本語のリズムが同じ。

喋ろうとする体のリズムと、タイプする手と指のリズムが容易にシンクロするのです。 まるでピアノを弾くみたいに。

具体的に、ローマ字式でタイプする場合、

  1. 子音をタイプする
  2. 母音をタイプする

となるから、ほとんどの場合、一つの音を入力するために2回キーボードを打鍵することになる。

「わ」とタイプしたい場合、

  1. W
  2. A

と二回タイプします。

だから、言葉のリズムとキーを打つリズムがシンクロしない。

一拍に対して、ツービートで刻む。かと思えば、「う」と打つときはワンビートになる。

リズムなんて、ありはしない。

もう一つ、頭の中では、常にローマ字に分解しようとしている。「わたし」を「WATASI」と分解している。

意識してなくても、そうしなくてはタイプできません。

「自転車で常にバランスをとっているが、まったく意識していない」

のと同じように。

健康で、元気なときは、ブラインドタッチで無意識的にタイプしているように錯覚してますが、体調が悪く、元気のないときは、結構しんどいのはそういうことです。

頭を使ってタイプしているから。しかも、全然別のリズムで。

頭を使い、調子っ外れなビートを刻んでいるから、さらに疲れやすくなるのです。

 

シンクロする親指シフト

これが親指シフトになると、音とタイプする動作がほぼ完全にシンクロします。

「わたしは」とタイプするとき、4拍子でタイプできます。

それぞれの音を一つのアクションで対応するからです。

同時打鍵するピアノのように、声の一つの音を一回の同時打鍵で解決するのです。わざわざ分解してリズムを乱さないのです。

このシンクロが、気持ちいいのです。

楽だから離れられない

一度「親指シフト」をマスターすると、ローマ式のタイプがとても面倒に感じられます。一言で、「メンドウクサイ」のです。

めたらめっぽうに、たくさんのキーを、ノリの悪いリズムで打たなくてはならないから。

二つのタイプ法を比較すると、「文章を書く抵抗感」が全く違うのです。例えるなら、ローマ字式は慣れない外国語、もしくは慣れない方言で話すようなもの。

どこかで、考えないといけないから。

素のままではできないから。

「しゃべるようにタイプできる」、この快感から逃れることが難しいので、親指シフトから離れることが難しくなってしまうのです。

簡単にはできない親指シフト

会社では、ローマ字式タイプで入力しています。

というのも、会社支給のノートパソコンはUS配列のキーポードなのです。変換、無変換キーがないので、親指シフトにカスタマイズすることが簡単にはできないからです。

でもプライベートなら、なんだってできます。キーボードを選択したり、外付けのキーボードを購入したり、キー配列をカスタマイズするソフトウェアを導入できます。

そうやって、工夫して、親指シフト環境を構築できます。

なんだか、子供の頃の秘密基地を作るかのような、自分専用のカスタムメイドをするのです。

ですから、親指シフトでタイプしているときは、余計に自分の「素」が出てくる感じがします。

親指シフトでは感性優位な文章に?

実は親指シフトでは、タイプミスも頻発しています。

タイプしているときのミスタッチだけでなく、気がつかなかったタイプミスが結構多いのです。

自分で分析するに、

「感覚的にタイプをして、分析的に文章を入力してない」

ようなのです。

つまり、楽しさにかまけて、あまり注意深く文章を見返していないのが原因です。私だけかもしれません、けど。

タイプミスをしているのに、気持ちよくタイプできているから、間違ったという感覚が生じないようです。まるで、鼻歌。気分良く上手に鼻歌を歌っているつもりですが、どっこい、実は音が、あるいはリズムがずれているようなもの。

苦笑です。

逆に、ローマ字ではどうしても分析的に変換してタイプするように頭を働かせるので、冷静沈着で、注意力が働くのかもしれません。

お堅い、論理的な思考が前面に出た、鼻持ちならない文章かもしれません。

効率的なタイピング

もう一つ、親指シフトのキー配置の効率的なところに、「ホームポジションから右小指を一つ右に動かすだけで、BSキー(消去キー)を打鍵できる」というものがあります。

親指シフトでは、ほとんど手・指を左右に動かすことなく、

  1. 消去
  2. 確定
  3. 変換

の三つの行為ができ、ストレスフリーです。

こういったところも、タイプ動作的に楽にしてくれます。

「楽」こそ全て

親指シフトは、「指がまるで喋り出すかのような感覚」と表現されることがとても多いです。

最初は嘘かと思いましたが、本当に、言葉を話す感覚でタイプすることができるのです。そして、それがなんとも気持ちがいいのです。

そして、「楽」なんですね。

気持ちよくて楽、というのが親指シフトの全てではないだろうか、と思います。

タイプ速度が速いとか、効率的にタイプできるというのは、どちらかというと後付けの議論であって、一番は、楽にタイプできるのか否かということ。

考えることを邪魔しないで、自然にタイプできるのが理想なのです。

制約をどう生かすか?

繰り返しますが、、どんな環境下でも親指シフトタイプができるわけではありません。特殊なのです。親指シフトという入力方法は。

親指シフトできる環境は非常に限定的ですし、世間的に認知されているタイプ方法ではありません。

仕事で使うPCは、カスタマイズすることが基本的に困難ですから、ローマ字式でタイプせざるを得ません。ここは割り切るしかありません。

そこで、こう割り切ってみることにしました。

  • 仕事では、ローマ字方式だけと諦め、論理的モードに
  • 自在にできるプライベートは、親指シフト。感性重視
  • iOSで親指シフトは非現実的。フリック入力で直感的に日本語を使う。

制約条件で、自分のモードを切り替えるのです。そのスイッチをタイプ方法にする、というわけです。

案外、うまくいきそうな感じがしています。

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編集後記

となると、やっぱり、ポメラ欲しいぞな。

本ブログ記事の感想、ご意見などございましたら、お気軽にコメント欄にご記入ください。

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