一瞬の光芒の世界 モネ展(東京都立美術館)

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飛び石連休の中日となる、11月2日の月曜日、有給休暇の休日をモネの絵で過ごしてきた。

Monet

荒々しいタッチが、一瞬の光芒を鮮やかに捉えている。水の透き通る透明感とそれに映る背景の美しさ、霧といい、水蒸気といい、水の持つ様々な表情を豊かに表現している絵画に、改めて畏敬の念を抱いた。

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日本人はモネが好き

日本人は、モネが好きだと思う。睡蓮の展示には人だかりができるし、箱根にあるポーラ美術館も所蔵している。

そもそも、岩と白砂と壁、苔だけで、世界、いや宇宙を表現してきた子孫なのだから、水と睡蓮とそれに映り込む世界が全てと言っていいモネの「睡蓮」が好きに決まってます。

ちなみにちょっと検索すると、好きな画家ランキングの上位に必ず「モネ」が登場します。

日本人の好きな画家ランキング|美術覚書
相変わらずゴッホ&モネコンビは不動の人気ですね。 …

お気に入りは誰? 社会人に聞いた「好きな画家」ランキング! 3位モネ、2位ピカソ – エキサイトニュース
「好きな画家」について、社会人の男女410人にアンケートを行いました。 …

マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展 (東京都美術館)

東京上野の森にある、「東京都美術館」。こちらの企画展で、2015年9月19日から12月13日まで「モネ展」が開催されています。

このところ余裕がなかったのと、絵画の本物に触れる機会が減少していたので、わかりやすく感じやすいモネの絵画を見て、思いっきり刺激を受けようと思ったのです。

あの美術史で習った「印象派」の由来となった、モネの「印象、日の出」という有名な絵はすでに特別展示が終わっていて、残念なことに実物を目にする機会を得られなかったのですが、もう一つの期間展示の「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」と滅多にマルモッタン・モネ美術館から貸し出しされる機会のない、「雪の効果、日没」を見ることができました。

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クロード・モネ「印象、日の出」(1872年)※9月19日~10月18日の期間限定出展
Musée Marmottan Monet, Paris (C)Christian Baraja

何がすごいって、いやため息が出る

モネの絵は、すっごくわかりやすいものとして私には感じます。それは、光の一瞬、光芒を捉えようと躍起になっているからです。追いかける美の対象はとってもシンプル。

水のきらめきと透き通る透明感、映り込む背景の柳やポブラ。そして、空と雲。代表作の「睡蓮」は構成要素がシンプルな中に、1日の移ろいや四季の変化を写し取っている。そこに、宇宙を感じたり、一瞬の中の永遠を見つけるのです。禅庭を見ているのと同じ感じがするのです。

小舟(The Row Boat):展示番号62」には、とてつもない衝撃を感じました。タイトルは小舟とありますが、これは完全なる脇役。ステーキのパセリのようなもの。主役を張っているのは、水の中をくねくねと変幻自在に絡み合い、光を浴びて輝きを放つ水草です。これを主役に抜擢するなんて。

これは実物を見ないと、何が何だかわからない絵の一つですね。

インスピレーションを磨く

感性を磨くとか、センスを磨くとか、創造性を身につけるといいますけど、自分の中にないものを取り入れていかない限り、自分の成長はないわけです。

そして、人類の歴史の中で万人が認めてきた本物の持つ力は凄まじいものがあります。たゆまない鍛錬の上に生まれてきた芸術家の作品というのは、そういう力があるものだと、実感します。

たかが絵です。でも、肉体を使い、筆と絵の具を用いて、布地(キャンヴァス)の上に展開される、立体的な油絵というのは、薄っぺらな写真とは全く違った力を持っています。画集は写真であり、絵画ではない。やはり本物を見ないことには始まりません。

音楽とは違って、絵画というのは実物を通して作者と直接対話できるのがすごいところです。だから、実物なんですね。

いろいろあって、東京に住んでいます。そのメリットを十分に生かすことができるのは、こういった本物に触れるチャンスがたくさんあるということ。これを最大限に生かして、もっと自分のインスピレーションを高めていきたいと思います。

20150527 monet

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編集後記

この美術展は、日本テレビが協賛していて特設サイトが用意されています。

混雑状況など、事前に知っておきたい情報も網羅されていますので、ご参考まで。

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