読書感想文の書き方?

八月のお盆を過ぎると、小学生の夏休みも終わりが見えてきて、宿題が残っていることに少しずつ焦りを感じるものです。思い返すと、夏休みが始まった頃はかなり調子を上げて宿題をやっていたのに、中だるみして、結局お盆が過ぎてから焦って宿題を片付ける、というパターンが何回続いたことでしょう。

親になると、今度は子どもの宿題の進捗が気になって仕方がありません。ライフハックの手法を使って、計画的に取り組んでもらいたいとは思いますが、今の自分があるのも試行錯誤した末の結果であるので、子どもには子どものやり方で乗り越えて欲しいと思って、黙って見守っています。

その宿題の中でも、「読書感想文」は厄介でした。

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まず本を読む必要がある

今の私なら、フォトリーディングで取り敢えず本を読んでしまいます。ですが、そんな読書法を習得していない、小学校3年生の娘には無理です。まずは、きちんと本を読むという技術を習得する必要があり、まだまだ発展途上です。

したがって、本1冊を読み切るところからはじめなくてはなりません。

じっとしているのが苦手な子どもだと、この「本を読む」こと自体が、非常に厄介なものになりやすいですね。

読書感想文の宿題がきらいだったのは、とにかく1冊の本を読まなければならなかったこと、この下準備に時間がかかることが、後回し、先送りにつながる原因でした。

本を読みながらすべきこと

子どもの宿題の「読書感想文」を書くための読書に限らず、大人の読書も何かしらかの目的があってすることもあります。自己啓発の本だったり、ビジネスに関する本だったり、教養を身につけるための本だったり。

娯楽のための読書であれば、あらすじを追うことができればメモをとる必要などはありませんが、「目的」のある読書の場合はメモをとらないと、読んだ途端から自分の気に留めたことがすっかり忘れ去ってしまいます。

読書メモをとるのは手間がかかります。でもせめて、付箋(ポストイット)を貼るなり、買った本であれば鉛筆などで線を引いたり欄外にメモを書き留めたりします。そうやって、自分が本を読んだ時の痕跡を残しておきましょう。

読書感想文を書く

私が子どもの頃と違って、今はネットで情報を集めることができます。しかも、とても有用な情報に溢れています。小学校や中学校で、「読書感想文の書き方」を教えてもらった記憶はありません。それなのに毎年宿題に出されていました。

今ではグーグルで検索すればたくさんの読書感想文についての情報を集めることができます。

  1. コツとタブーをおさえれば、基本はOK。とてもわかりやすいサイト。
    目からウロコの読書感想文の書き方のコツ
    イラストと標語で楽しく身につける読書感想文の書き方のコツ コツにタブー、簡単作成5ステップで、読書感想文の書き方がわかるブン子先生講座 …

  2. 中学生を対象にしているサイト。
    どのように書いたら良いのかを、丁寧に教えてくれます。
    「全国の中学生に贈るサイト こうすれば書ける読書感想文」

  3. 本の選び方から、読書感想文の書き方まで丁寧に解説されています。
    読書感想文の書き方(スタンダート編)
    感想文のコンクールの優秀作品は大抵本のことではなく自分の事を書いています。  感想文とは、面白かった、感動した、悲しかった、印象に残った、などを書く場ではないということです。 …

こういったサイトを見て、書き方を学べば、楽に高い評価の得られる読書感想文を書くことができるでしょう。

小学校3年生にどう教えるか?

小学校3年生にもなると、ずいぶんと読むことのできる文章の量も増えてきます。娘は、今年課題図書の本を選びました。

本を読むのが好きな娘なので、とてもスムーズに読み切ることができたのですが、、、

感想は「かなしい」と「感動」だけ?

読書感想文は、400字詰め原稿用紙に1枚とちょっとぐらいで良いらしいのですが、書いてある内容は「かなしかった」と「感動した」ということだけ。親の視点からも、「え、何?」という感じ。

そこで、ノートを取り出してもらって、指導開始です。

どんなところが「かなしかった」のか?

をノートに書き出してもらいました。同じように、

どんなところに「感動した」のか?

も同じように書き出してもらいました。

すると、本をぱらぱらとめくりながら、悲しいと感じたところ、感動したところを探し始めました。

やはり、読んだ時の印象は残っていても、具体的に「何」について悲しかったのか、感動したのかについては、明確に記憶に残っていないようなのです。

なぜ、そう思ったのか?

次に、なぜ悲しく感じたのか、なぜ感動したのか、その理由について、娘に質問し、ノートに書いてもらいました。

でも、ここが今の娘の限界なのか、経験の蓄積が甘いのか、想像力を膨らませることが得意ではないのか、なかなか言葉が見つからないようです。感情の源には理由があり、その理由を生み出すに至る原体験が誰しもあるはずですが、それを見つけることは容易ではないでしょう。

「別れ」一つをとっても、単に離ればなれになってしまった場合もあれば、永遠に分かれることもあり、死別もあります。それらの経験の蓄積によって、本を読んだ時にわき上がる気持ちは変わってきます。小学校3年生では、まだそういう感情の源にある引き出しが少なすぎて、本能的に湧く感情しか持ち合わせていないかもしれません。

ただ、読書感想文というのは、そのように感じた理由がどこから来るのか、自分だったらどうなのか?と想像をたくましくして、本から自分なりの追体験を作ることが大切なことだと思います。

本を読むというのは、単に知識を獲得するためだけのものではないでしょう。自分自身では経験できることに限界があります。しかし、本を読むことで、まるで自分が経験したかのように、想定外の想像を楽しむ、追体験をする機会を得ることができます。それが、人生に豊かさと深みをもたらすのではないかと思います。

本を読んだら感想を残す

読書する時間を投資したわけですから、その見返りを期待したいものです。

そのためには、本を読んだら、その本から得たこと、感じたこと、考えたことを、何らかの形で残しておくことです。そうすることで、本との繋がりを保つことができます。そう、まるで人脈のように。

今や本との繋がりを記録するには、様々な便利な方法があります。一昔前は「京大カード」のようなカードに情報を記入して整理したり、PCが普及してからテキストファイルにメモを保存したり、データベースソフトに入力したりしていましたが、クラウドサービスが華やかな今となっては、様々なサービスが利用できます。

Kindleを利用すれば、アンダーラインを引いた部分が他者と共有できたり、抜き書きが簡単にできるようになっています。読書体験を様々な人と共有できるようになっています。

このような時代になると、自分の体験とシンクロさせた読書感想文というのは、新しい価値を生むのではないかと思います。ですから、読書感想文の書き方は、大人になってもとても為になる考え方だと思うのです。

なぜならば、読書というのは、究極的には自分自身との対話の機会であり、そのダイアローグを記憶へと繋げるために、「記録」という行為が必要になります。そのための手段が、「読書感想文の書き方」に他ならないと思うからです。

参考図書

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編集後記

最近、本を読む量がMBAを学んでいた頃と同じぐらいに戻りつつあります。時間を作ることができた、という事実もありますが、読んだ本を自分につなぎ止めておくためにも、感じたこと、考えたことをまとめておきたいと思っています。そうして、ブログに書くことができればなお良いですね。

本ブログ記事の感想、ご意見などございましたら、お気軽にコメント欄に記入してください。

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