第2の人生は40代から

思春期の頃、つまりは10代後半のちょっとした選択が尾を引いて、なんだかんだで就職してそれなりに社会人生活を積んでくると、若い頃の選択って本当に考えてなかったなぁとつくづく感じるものです。

転職をする度に、履歴書と職務経歴書を書くわけですが、改めて振り返る機会を持つと、何とも偶然に彩られた半生を歩んできたものだと、我ながら苦笑してしまいます。そうして40代を迎えるとこれまでの延長線上ではどのような人生になるのかがだんだんはっきりと見えてきます。

そうです、これが第1の人生というものですね。

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起承「転」結

記憶が曖昧ですが、昔読んだ司馬遼太郎の「国盗り物語」で人生を起承転結でなぞらえた時に、「転」が一番重要で、かつ、最も難しい、と論じていらっしゃったのを思いだします。「起」と「承」までは、本当に簡単です。でもそれを踏まえて、転ずるのはかなり難しいですね。

今の人生に行き詰まりを感じたり、もう先が見えたからと、脱サラして「ノマド」だとか独立するとか、ぱっと見は格好いいかもしれませんが、本当にそれがやりたいことであるならば生きていけるでしょうが、単に逃げであったり、「隣の芝生は青い」という状態で入り込んだのであれば、満足できずに終わるのではないかと思います。

そう、自分の本当にやりたいことが分かっていれば、苦労などないのです。ずいぶん前になりますが、そのようなブログ記事を書きました。

自分が何がしたいかわかれば苦労しない | Decent Point
自分自身、人生の目的というものが、よく分かっていません。「志」というものを明確にもつことが出来ていません。 自分が生きている意味? よく分かりません。 そういった長いスパンでの、「目的」や「目標 …2011年2月16日 11:01 PM

あれから2年半が過ぎましたが、まだなお見えてきません。

やりたいことが明確になるという幸運

ちきりんの「未来の働き方を考えよう」で、168ページの見出しの言葉は、まさしくその通りだと思います。

大好きな旅行や美術館巡りを楽しみ、自宅にいる時は料理と韓流ドラマにたっぷりと時間をかける。そして、誰にも今日さえ漁れることなく気ままにブログや本を書いて過ごす日々が、何よりも楽しいのです。

「そんな生活なら誰でも楽しいだろう」と思われるでしょうか?でもそんなことはありません。世の中には、所属組織がないというだけで、不安でたまらないという人もいます。一人で旅行しても全く楽しくないという人も多いし、一日中ダラダラしていると、1週間もたたないうちに会社に行きたくなる人もいます。

少し長めに引用しましたが、「ちきりん」がおっしゃっているとおりです。自分が好きなことにのめり込むことに躊躇しない、というより、「やりたいからやる」という明快さがあります。だから、強くなれるのだと思います。

そういった、のめり込むことのできる「やりたいこと」が明確になれば、ずいぶん人生はシンプルになると思います。なぜならば、「戦略とは、やらないことを決めること」というように、人生において「やること」と「やらなくてもいいこと」を明確に区別する判断軸が存在すれば、不必要なことをしたり、惑わされたりすることがなくなるからです。自分の判断に自信を持って進めていけばいい。

なぜ不惑なのか

孔子は「四十にして惑わず」とおっしゃいました。それまでの人生で高い志を掲げ精進してきたから言える言葉だとしても、なぜ「不惑」なのか。

おそらくは、「自分がやりたいこと」が明確になっていたから、惑うことがなかったのでしょう。他人の判断基準や世間の常識などというものに影響されることがなくなったからでしょう。ちきりんは、「人生が楽になる」とわかりやすく説明しています。

40を超えたけど

それなりに日々を真剣に生きてやってきました。他人と自分を比べてどうこう考えることもなく、あくまで自分オリジナルでいこうとやってきました。職務経歴書や自分のスキルをみても、確かにこんな人ほかにはいないだろうな、とは思います。ですが、理解はされにくいですね。とくに、40歳を超えての転職となると、類型タイプが存在しないので私のことが理解されないのです。転職活動をちょっとやってみるとそういうことがてきめんに分かります。

ある意味、オリジナリティーの”もと”はもう持っているわけです。それをどう活かすか?というか、何をしたら楽しくのめり込むことができるのか、生活もできて、というのがテーマになります。

自分のこれからの人生で「やりたいこと」を明確にすることができたら、ものすごくハッピーです。もう少し自分と向き合いながら、何でも試してみるのが一番かな、と思うようになりました。そう、「好きなことリスト」に加え続けて、お金を生みそうなサイドビジネスをいろいろとやってみようと思っています。

第2の人生はオーバーラップしながら

いきなりこれまでの人生をリセットするかのようにして、第2の人生をはじめようとは思いません。とにかく、「これ!」というものが見つかり、心から楽しめるのであれば、完全に第2の人生として路線変更すれば良いのでしょう。しかし、それが明確になるまではいろいろ手を出してみて、考えてみて、ありとあらゆる可能性を考えたいです。つまりは、第1の人生を上手に保険として使い、第2の人生の青写真を作っては週末起業的にやってみて、自分自身に「これを本当にやり続けたいか?」を自問自答していきたいと思います。

二つの人生が分断されるのではなく、緩やかに繋がっていくのが、今の時点での理想かなと思います。

参考図書

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編集後記

人とは違う自分を意識して生きてきましたが、これからは実際に行動に起こして、それが楽しいのか、好きなのかを明確にして、それらの中から第2の人生の種を見つけ、蒔いては間引きして大きく育てる、そのようにやっていこうと思います。

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