残念な職務経歴書〜書類選考を通すことができない人たち

少人数の会社ですので、様々な仕事を兼務しています。その中でも今後の会社の行く末を大きく左右するのが、採用業務です。

Right Personを採用するのは非常に難しい

「採用」という仕事を担当するようになって、1年半が経とうとしていますが、何度も難しさを味わいます。採用する側の立場に身を置くと、採用される側の人の人生を左右しかねないという重圧を感じますし、一方で会社の今後を左右するという重責にも曝されます。つくづく、胃の痛い仕事だと思います。

スポンサーリンク

会社にとってみれば、正しい人を採用できないと業務に支障をきたすだけでなく、マイナスの影響が大きくなります。職場環境が乱れたり、会社の文化が毀損されたり、仕事が効率的に進まなくなり、業績悪化へといたる懸念があります。「蟻の一穴」というたとえがありますが、正しくない人を採用してしまうと、会社という組織、システム全体がおかしくなる危険があるのです。

と同時に、人が好きであればある程、応募者の人生にある程度寄り添う形になってしまいます。その人の思いをくみ取ってあげたくなってしまうものです。とっても危険ですね。

書類選考の際に見ているところ

非常に重たい仕事ですが、私が書類選考で見ているところを紹介したいと思います。私の場合は、

  1. 顔写真、面構え
  2. 職務経歴書の内容:やってきた仕事の内容が具体的にイメージできるか

の二点しかありません。ほとんどこれだけで、書類選考を決めてしまいます。

顔写真は超重要

べつに、いい顔の人や美人・美男子を採用するわけではありません。顔写真では、真剣度を見ます。

道ばたのインスタント写真で手軽に済ませているのか、丁寧に貼っているか、というところから、その人の人となりや仕事の丁寧さが推察できます。

大体において、丁寧に顔写真を準備している方は、十分に丁寧に求職・転職活動をしているものです。人として安心できるかの大半は、ここでおおよその判断がつきます。

それから表情、目線も重要です。その人の思いというのは、かなり顔写真に出てきてしまうものです。どんな性格の人なのか、真剣に仕事に打ち込んできた人なのか、信頼できそうな人なのか、というのは、かなり顔写真が語りかけてきます。その人らしさが出ている写真は、応募書類と面接のギャップが少なく、とてもいい印象を残すものです。

さらに写真からは、その人のカラーというか雰囲気を感じることができます。そして、それらが会社の文化、雰囲気とマッチするのだろうか?という点に対して、ある程度の推測を与えてくれます。

非常に感覚的な部分ですが、その人とのマッチングは第一印象に相当左右されます。写真から感じる第一印象というのは、そんなに外れるものではないと思います。

職務経歴書から理性で判断する

もちろんフィーリングだけで決めるわけにはいきません。そんな適当なもので、人生を左右されてはかなわない、そう思います。もちろん重要ではありますが、何事もバランスが必要です。写真から感性として判断するだけではなく、職務経歴書から理性を使って判断もします。そうやって、書類の段階では二面的に捉えようと努力します。

採用作業をしていると、職務経歴書の内容の巧拙がはっきりと見えてきます。履歴書の職歴とほぼ同じ内容しか書いていない人もいれば、どのように考え、どんな工夫をして、仕事をしてきたのか、というその人の悪戦苦闘と獲得してきた思いが凝縮された職務経歴書を目にするときもあります。分量もまちまちです。3枚以上びっしりと書いている方もいれば、ぺらっと一枚に書いてあるだけの人もいます。履歴書を見て期待した人が、内容の薄い職務経歴書を添付しているとがっかりすることが良くあります。

職務経歴書がいい加減な人は、仕事に対する振り返りが十分にできない人である。

そう思っています。客観的に自分自身のしてきたことを見ることが出来ない人、自分勝手な人、いわれたことを適当にこなすだけの人、自分ならこうする!という核のない人。簡単に言えば、仕事ができそうにない人としか、判断しません。

職務経歴書の書き方の指導はしているのか?

ハローワークを使って募集をかけると、上記のようないい加減な職務経歴書を書く人ばかりです。正直、採用側としては、判断できないのです。仕事を任せられそうなのか、の判断が一切できません。面接したいという気持ちが起きないのです。いい人かもしれません、仕事のできる人であったりするのかもしれません、しかし、面接するというのはかなり負担の大きい仕事なのです。特に他の業務と掛け持ちでやっているときには、ヘヴィーな仕事です。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる式に、五月雨式に面接することは不可能に近いのです。第一、そんな時間などありません。

どんな仕事人生を送ってきたのか、これからどうしたいのか、こういった点は、職務経歴書が雄弁に物語ります。決して、適当に書いていればいいという書類ではないのです。ハローワークから応募に際しての問い合わせを受ける度に、しっかりと職務経歴書を書いてくれとお願いをするのですが、そういう思いは全然伝わっていないようです。見るからに残念な職務経歴書の山を築いているだけなのです。本当に疲れてしまいます。

書類から伝わる物は大きい

単なる文字情報だけでなく、応募書類に書かれている内容、レイアウトにいたるまで、その人の一面が強く反映されています。その一面の情報をできるだけ多くくみ取り、できる限り理解したいと思って書類に接しています。そういう気持ちに反して、ぺらぺらの紙に申し訳程度の薄い内容しか書いていない応募書類を見る度に、この人はどこまで本気で内の会社に入りたいと思っているのだろうか?と首をかしげてしまいます。まあ、小さな会社ですから、どこでもいいから仕事を得たい、それだけの応募なのかもしれません。しかし、選ぶ側にも、それなりの事情はあるのです。どこでもいいから、、、という人を採用できる余裕など皆無なのです。

これまでの経験から、書類の段階で、目を惹いた人は、対外面接においても良い印象を残しています。問題はここから先で、採用してから実際に活躍してくれるのか、という点です。ここのところはさらに難しいですね。その人自身の問題もあれば、会社側の問題もあります。環境に左右されることだって、十分にあります。でも、納得して採用できたのか、妥協を重ねて取りあえず採用したのか、という点で振り返ると、妥協があった求人は皆ことごとく失敗しています。こと、人については、妥協はしてはならないようです。

何事にも真剣に

この仕事を通して得た学びは、何事にも真剣に臨むことの大切さです。いい加減さは、細部に現れてしまいます。そして、そういった違和感は時間を重ねる度に、どんどん大きくなってしまう物です。真剣に、手を抜いてはいけないですね。それぞれの人生がかかった、大切な出会いと約束の場なのですから。

よく読まれている記事

スポンサーリンク

編集後記

本ブログ記事の感想、ご意見などございましたら、お気軽にコメント欄にご記入ください。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です